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・李公麟筆 五馬図巻より第1馬
・李公麟筆 五馬図巻より第1馬(伊犁馬)

「MITSUKOSHI ✕ 東京藝術大学 夏の芸術祭 2024」

会期:2024年8月21日(水) ~ 2024年8月26日(月)

午前10時~午後7時

(最終日は午後5時閉場)
場所:日本橋三越本店 本館6階(美術特選画廊他)

中国北宋時代(11世紀)の文人画家である李公麟によって描かれた五馬図巻より、

第1馬を絵から立体に起こす試みを行いました。

五馬図巻には、西域から北宋の皇帝に献上された素晴らしい馬たちが5頭描かれています。各馬の良い特徴を描き手がデフォルメしている箇所もあれば忠実に描いている部分もあり、どの馬も非常に魅力的です。

そのデフォルメされた絵の馬とモデルとなっている実際の馬の違いが気になり、五馬図巻の馬と実物の馬を比較する試験的な作品を制作しました。
制作技法は仏像制作に用いられている寄木と割矧造(わりはぎづくり)を使用しています。


偉大な先人たちも素晴らしい仏画から影響を受けて仏像をつくっていましたが

  • 見えない形を補う想像力を必要とする

  • 自分の形(癖のような)と絵からの形の調度良いバランスを取る


この2点が面白くも力の見せ所であるのだろうか、と考えさせられました。

​多くのお客様が、実際の馬より絵からの馬の方がリアルに感じるという感想も面白かったです。

​​五頭が並ぶまでやりたいテーマになりました。

李公麟筆 五馬図巻: テキスト
李公麟筆 五馬図巻: ポートフォリオ
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